interactive installation

Hyperscratch ver.8 Shadowdancer

1997

概要:
この作品はインタラクティブなインスタレーションである。参加者の前には大きなスクリーンがあり、参加者の体全体の動きにリアルタイムに反応して映像が出現する。スクリーン上の映像は縦横10個ずつ、計100個の正方形のグリッドで仕切られており、参加者の体の各部分に対応して沢山の正方形のイメージが現われては消えて行く。例えば、右手を体の右上で動かすとスクリーンの右上にいくつかの正方形のイメージが現われる。また体全体を左側に動かすと動いた体の部分に対応していくつかの正方形の映像が動く。映像と同時に各々の映像に割り当てられた音もリアルタイムに現われる。このように上下左右にどのような方向に動いてもそれに呼応してリアルタイムに映像と音が現われる。このようなシステムの中で参加者は自由に体を動かしてこの作品を体験することができる。 。


この作品の主な特徴

簡単に誰もが参加することができる:
特定の機器や難しい方法を使うことなく子供からお年寄りまで誰もが自由に簡単に操作し参加することができる。手、足、頭、体全体で自由に動きまわり、ときには激しく、ときにはゆっくりと動き、体験することができる。どのような動きにもすばやく忠実に反応して音と映像が出現する。その結果 、相当に体を動かす結果となり、精神と肉体を解放することができる。

創造性:
使われている各々の音とイメージはシンプルなものにした。各々の音とイメージはシンプルなものであるが、それらが同時にあるいは連続して現われたとき、それらが全体として有る種の美的なイメージあるいは音楽となるよう配慮した。使用している機器はハイテクで有っても、音とイメージはシンプルな抑た表現にすることによって、参加者自身の中でイメージが喚起され、参加者自身の創造性を発揮することになるだろう。過剰な表現が目立つ作今のコンピュータグラフィックスの世界においてこれは有る種の冒険であり挑戦である。過剰な表現によって参加者を驚かせることが目的ではなく、参加者がこの環境の中で、どのように自分自身の創造性を発揮し、精神を解放することができるかがこの作品の目的である。

同時に沢山の人が参加することができる。:
スペースが許す限り複数の人が同時にこの作品を体験することができる。複数の人が同時に体験することによって彼等の間で予想もつかないコミュニケーションが起こるであろう。またこの作品に時間の制約はない、好きなだけ体験して、やめたい時にすぐやめられる。場合によっては他の参加者が体験しているときにも自由に参加することも可能である。

以上のように参加者自身の自由な体の動きが、音と映像とともの楽しい時間と空間を創造してくれる事を願うものである。